1968年フィンランド生まれ。ヘルシンキ芸術デザイン大学に入学。写真分野で修士を修める。主に写真の技術、現代の技術に加え古典印画法などを研究する中で、デジタル画像と写真史初期の手法との融合の可能性などにも関心を持つ。 デジタルカメラ内部の多重露光機能を使用した作品群を2009年より発表。合計3層からなる画像を1つの作品とすることにより、普段見ることのない光景で見る人の視覚を揺さぶり感情を呼び起こす作品が生み出される。立体感や独特な質感が与えられることで一目見ただけでは終わらない、繰り返し見て楽しめる作品となっている。 2000年には東京都写真美術館で『フィンランド現代写真家展/潜在意識の発露として、写真をイメージ媒体とした身体芸術』と題した作品展が開催され、4名の美術家のうちの1人として作品が展示される。また、作品はフィンランド写真美術館などのコレクションにも加えられている。